不動産投資の基礎

【初心者向け】不動産クラウドファンディングの始め方を解説

不動産クラウドファンディング_選び方

2025年6月17日

「不動産投資」と聞くと、「お金持ちがやるもの」「専門知識が必要そう」と感じる方も多いかもしれません。 そのイメージを覆すのが、スマートフォン1つで少額から始められる「不動産クラウドファンディング」。
初心者でもチャレンジしやすい投資スタイルとして注目を集めています。 本記事では、不動産クラウドファンディングの始め方を分かりやすく解説します。

不動産クラウドファンディングとは?

不動産クラウドファンディングとは、簡単に言うと「インターネット上のサービスを通じて、複数の人が少しずつお金を出し合い、不動産に投資する仕組み」です。 集めたお金は、運営会社が選んだ不動産の購入や運用に使われ、一定期間後に得られた利益が投資家に分配されます。

また、投資家は不動産の選定や管理をする必要はありません。 運営会社がすべて対応してくれるため、手間をかけずに投資ができるのがメリット。 1口1万円から始められるサービスもあり「資金面でハードルが高い」と感じていた方にとっても、気軽に始めやすいのもポイントです。

始める前に知っておきたい7つのポイント

不動産クラウドファンディングをこれから始める方へ向けて、知っておきたいポイントを7つに絞って紹介します。

不動産クラウドファンディングのメリットは?

一番のメリットは、1万円程度から投資できる手軽さ。
現物の不動産投資(=実際にマンションやアパートを買う投資)であれば数百万円~数千万円の資金に加えてローン審査が必要ですが、それと比べて資金的なハードルが低いのが特徴です。

不動産クラウドファンディングのデメリットは?

デメリットとしては、原則として途中解約はできないこと。
一度出資すると、運用期間が終了するまで資金を引き出すことはできません。
「急にお金が必要になったから解約したい」ということができないため、無理のない範囲での出資が大切です。 また、次で詳しく説明しますが「元本割れ」のリスクがあることも頭に入れておきましょう。

元本保証はある?

多くの投資と同様、不動産クラウドファンディングに元本保証はありません。 あくまでも「投資」なので、元本割れのリスクがあると理解しておくことも大切です。 ただし、多くのサービスでは「優先劣後方式」というリスク軽減の仕組みが採用されています。 これは、簡単に言うと「損失が出たときに、まず運営会社が損をかぶる」というルール。

例えば、あるファンドが1,000万円を集めて、そのうち

・800万円が優先出資(=投資家の出資)
・200万円が劣後出資(=運営会社の出資)

だったとします。 もし投資対象の不動産が失敗して、200万円の損失が出た場合。 この損失はまず運営会社(劣後出資者)が全額負担するので、投資家の800万円は守られます。 ただし、損失がもっと大きくなって、仮に300万円の赤字になった場合、残りの100万円分は投資家にも影響が出ます。

つまり、運営会社の出資金(劣後出資)を超える損失が出た場合、

→ 投資家の出資金(優先出資)からも損失をカバーすることになる
→ その分、投資家の取り分が減る(=元本割れになる)ということです。

そのため、投資先を選ぶ際には「劣後出資の割合は何%か?」をあらかじめチェックしておきましょう。

劣後出資の割合はどうやってわかる?

劣後出資の割合は、投資案件ごとの募集ページに記載されていることが多いです。 一例として、Myアセットでは優先劣後構造についての説明を該当プロジェクトで説明しています。

【実例】空き家ファンド9号(優先劣後構造を採用、劣後出資の比率は50%)

不動産の管理は必要?

不動産を所有すると、管理や修繕、入居者対応などが発生しますが、クラウドファンディングではそうした作業はすべて運営会社が対応。 投資家は、案件を選んで出資するだけ。 投資する不動産の選定や管理、手続きは運営会社にお任せしてOKです。

お金が動くタイミングは?

お金が実際に動くのは、投資する案件に申し込んで、それが確定してからです。 登録しただけでお金が引き落とされたり、自動的に投資が始まったりすることはありません。
案件によっては「先着順」や「抽選制」などの形式があり、申し込み後に「当選しました」「投資が確定しました」という連絡が来てから、指定された期日までに自分で入金する流れになります。

つまり、「とりあえず登録して中身を見てみる」だけなら無料。 どの不動産に投資をするか、自分で納得してから決められます。

実際に始める流れ

不動産クラウドファンディングを始めるまでの流れをステップごとに紹介します。

Step1 会員登録

まずは、不動産クラウドファンディングを提供しているサービスにアクセスして、会員登録を行います。 メールアドレスやパスワードの設定など、一般的なネットサービスと同じ手順で登録できます。 登録は無料で、数分あれば完了することがほとんどです。

Step2 出資者登録(本人確認)

会員登録が終わったら、今度は出資者(投資家)としての登録が必要です。 登録時には以下のような情報を提出します。

・本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
・出金先の銀行口座情報

※Myアセットでは、ご提出いただいた情報を元に審査を行い、本人確認ハガキをご登録いただいている住所に郵送します。
審査内容に不備があった場合、2~5営業日以内に登録メールアドレスへご連絡いたしますので、必ずご確認の上、修正をお願いいたします。
※ハガキに記載されている「本人確認ID」をサイト上で入力いただくと、出資応募が可能になります。

Step3 投資するプロジェクトを選ぶ

出資者登録が終わると、いよいよプロジェクト選び。 さまざまな不動産プロジェクトが公開されていて、その中から自分の興味や予算に合った案件を選んで申し込みできます。
案件によっては「先着順」や「抽選制」など、申込方法が異なるので要チェックです。

Step4 プロジェクトへ応募する

応募口数を選んで、以下の書面を確認してから応募します。

・契約成立前書面
・電子取引に係る重要事項等説明書

Step5 入金&運用スタート

申し込んだ案件が「確定」(=当選 or 申込完了)したら、案内に従って指定口座に入金します。
入金が確認されると、自動的に運用がスタート。 投資家自身が物件管理をする必要はなく、運営会社がすべて対応してくれます。 運用の進捗は、サービスのマイページなどで確認できます。

Step6 運用終了後、元本と分配金を受け取る

案件の運用期間が終わると、出資金が返還されます。 その際、運用益が出ていれば、利益(分配金)もあわせて振り込まれます。

※Myアセットでは、配当金の振込が完了したら、配当結果をマイページやメールにてお知らせいたします。
※運用終了月の翌々月までに配当および出資金をお振込いたします。
※配当のお振込条件は、プロジェクトにより異なる場合がございます。

不動産投資を始めるなら「Myファンドクラウドファンディング」

「Myファンドクラウドファンディング」は、不動産特定共同事業法(※)に基づく電子取引認可を受けた不動産ファンドです。不動産の選定・取得・運用・売却は不動産のプロである株式会社Myアセットにて行います。

【Myファンドクラウドファンディングの特徴】
・投資元本の安全性を重視した「優先劣後方式」
・少額かつ短期から始められる(1口1万円、3ヶ月から投資可能)
・投資対象不動産はMyアセットが厳選リノベーションで価値を向上
・不動産管理はMyアセットが行うので、手間がかからない


現在運用中のプロジェクトについては、下のボタンからご確認ください。

※不動産特定共同事業法とは?

不動産特定共同事業法とは、不特法と呼ばれる法律で、不動産特定共同事業の健全な発展と投資家の保護を目的に施行された法律です。
複数の投資家から出資金を募り、集めた資金で不動産の取得や運用を行い、その収益を投資家に分配する事業を指します。
つまり、不動産クラウドファンディングは、不動産特定共同事業法に基づいて行われる投資なのです。
不動産特定共同事業は、国土交通大臣または都道府県知事の許可を受けた認可事業者のみが運営できるものです。
不動産特定共同事業者に対しては、資本金や財産的基礎、人的構成など、さまざまな要件が定められており、要件を満たした事業者のみ不動産特定共同事業者としての許可が与えられます。
この不特法の中で契約の形を匿名組合型、任意組合型に分けています。



まとめ

この記事では、不動産クラウドファンディングの始め方について解説しました。
不動産クラウドファンディングは、スマホから1口1万円程度で気軽に始められる投資。実物の不動産投資よりも資金的なハードルが低く、物件の選定や管理は運営会社が対応するため手間もかかりません。

ただし元本保証がないため、リスク管理として劣後出資の割合を確認することが重要。また、原則として途中解約はできないため、無理のない範囲での投資を心がけましょう。
始める流れはシンプルで、サービスへの登録、本人確認、プロジェクト選択、入金、運用、分配という流れ。
Myアセットでは1口1万円から始められる「Myファンドクラウドファンディング」をご用意していますので、ぜひご覧ください。