売却

空き家売却の流れを解説!売却の際にかかる費用や注意点とは?

空き家 売却 流れ

2024年10月24日

空き家を所有している方や相続で空き家を手に入れたものの、どのように活用するか悩んでいませんか?
空き家を放置すると、維持費や税金の負担が増えるだけでなく、価値が下がるリスクもあります。
今回は、空き家を売却するための具体的な流れや売却にかかる費用を詳しく解説します。

空き家を売却する流れ

査定依頼を出す

不動産会社に査定依頼を出し、空き家がどのくらいの価格で売れるかを確認します。
複数の会社に依頼することで、適正な査定額を把握することができます

仲介会社を決める

査定を依頼した不動産会社の中から、信頼できる会社を選び、空き家売却の仲介を依頼します。
「査定額が高い」だけでなく、売却実績や対応のスピードなども重要な判断基準です。実績が豊富な会社に依頼することで、売却がスムーズに進む可能性が高まります。

売却価格を決める

不動産会社と相談しながら、相場や市場の動向を踏まえて適正な売出価格を設定します。
高すぎる価格は買主を遠ざけ、逆に低すぎると損をする可能性があるため、慎重に価格設定を行いましょう。

買主との交渉

買主が見つかったら、売却価格や契約条件について交渉を行います。
値引き交渉などが行われることが多いですが、柔軟かつ誠実に対応することが重要です。
買主の要望を理解しつつ、自分の希望価格を守るバランスが求められます。交渉がうまく進めば、双方にとって満足のいく結果となり、スムーズな売却が可能です。

契約及び引き渡し

契約書を取り交わして売却物件を引き渡します。不動産会社の指示に従って必要な書類を準備しておきましょう。
交渉がまとまったら、契約書を作成し、双方が署名します。その後、物件の引き渡しを行い、売却手続きが完了します。

空き家を売却する方法

そのままの状態で空き家を売却する

空き家をそのままの状態で売却する方法は、手軽な売却方法です。
築年数が比較的浅い場合やリフォームが不要でそのまま住める状態であれば、有利な売却が期待できます。
しかし、古い建物や修繕が必要な場合は売却価格が低くなる可能性があるため注意が必要です。

更地にして売却する

古い建物が残っている場合、解体して更地にして売却する方法があります。
更地にすることで、買い手が自由に土地を利用できるため、売却の可能性が高まります。
しかし、解体費用がかかる上、更地にすると固定資産税が高くなるデメリットもあるため、売却価格とのバランスを見極めることが大切です。

不動産買取業者を利用する

不動産買取業者に売却する方法は、迅速に売却できる点が大きなメリットです。
早急に現金化したい場合や、売れにくい物件を確実に売りたい場合に有効です。
ただし、買取価格は市場価格よりも低くなることが一般的です。

空き家バンクを利用する

自治体が運営する空き家バンクを利用する方法もあります。
空き家バンクに登録すると、地域に興味のある購入希望者に物件を公開できます。地方の空き家を売却する場合に有効です。
ただし、空き家バンクの場合、仲介手続きまで自分で行う必要があり、売却までに時間がかかる場合もあるため、自治体や不動産会社に相談するのもよいでしょう。

空き家の売却にかかる費用

空き家を売却する際には、さまざまな費用が発生します。これらの費用を事前に把握しておくことで、売却時の計画を立てやすくなります。
以下に、代表的な費用を5つ紹介します。

仲介手数料

不動産会社に売却を依頼する場合、仲介手数料がかかります。
仲介手数料は、以下表のように売却に応じて手数料が決まります。

例えば、1,000万円で空き家を売却した場合、仲介手数料は約36万円(税別)となります。
仲介手数料は、売却が成立した場合にのみ支払う成功報酬型の費用です。

売却価格 仲介手数料
売却価格が200万円以下の場合 売却価格(税抜き) × 5%
売却価格が200万円から400万円以下の場合 売却価格(税抜き) × 4%
売却価格が400万円を超える場合 売却価格(税抜き) × 3%

印紙代

売買契約書には印紙を貼付する際に、印紙代がかかります。
契約金額に応じて印紙代が異なり、一般的には数千円から数万円程度です。

売渡証書作成

売却に際して、売渡証書を作成する費用が発生します。
売買契約を証明する重要な書類であり、通常は司法書士や行政書士に作成を依頼します。費用は1-2万円程度が一般的です。

抹消登記費用

抵当権や根抵当権が設定されている場合、売却前にその抹消登記を行う必要があります。
この手続きには、不動産1個につき1,000円の費用がかかります。また、司法書士に依頼する場合、別途報酬も加算されます。

解体・処分費用

空き家を解体して更地にする場合、解体費用と廃棄物の処分費用がかかります。
解体費用は建物の規模や構造、地域によって異なります。国土交通省の資料によると、「木造住宅」における解体費用の相場は、50坪で175万円となっています。

参照元:我が国の住生活をめぐる状況等について(前回までの補足) | 国土交通省(https://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/content/001351140.pdf)

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まとめ

空き家を売却するには、売却までの流れと注意点を把握する必要があります。
まずは査定を依頼し、信頼できる仲介会社を選びます。売却価格の決定や交渉では、柔軟に対応しながらも自分の希望をしっかり伝えましょう。

不動産会社の担当者と相談し、サポートを受けることで、スムーズに売却を進めることが可能です。
空き家売却に不安がある方は、ぜひMyアセットまでご連絡ください。