不動産の賃貸管理とは?自分でやるよりも委託するほうが楽

2025年12月24日
目次
アパートやマンションなどの賃貸物件に欠かせない「賃貸管理」業務。
入居者募集や家賃の回収、建物のメンテナンスなど、一見シンプルに思えても実際には日々の細かな業務やトラブル対応まで幅広く求められます。
本記事では、賃貸管理の業務内容から、管理方法の種類、不動産会社に委託するメリットや選ぶポイントを解説します。
賃貸管理とは?
賃貸管理とは、ひとことで言えば「賃貸物件(アパート、マンション、貸家など)を運営し、その価値を維持していくための業務全般」を指します。
具体的には、入居者の募集・契約手続き・家賃の回収・建物の保守管理・クレーム対応・退去後の原状回復など、物件を貸し続けるために発生する様々な業務が対象です。
これらは単なる作業ではなく、「資産価値を守り、最大限活かすための仕組み」とも言えます。適切な管理が行われていれば、空室率を下げ、トラブルも減り、結果的に収益の安定と向上につながります。逆に、管理が不十分だと入居者が定着せず、家賃も下がりやすくなるなど、資産全体に悪影響を及ぼします。賃貸管理は、貸主にとって物件の価値を左右する重要な業務なのです。
賃貸管理の業務内容
賃貸管理の業務内容を、タイミングごとに分けて説明します。
入居前
入居者がいない状態では家賃収入は発生しないため、「どうやって空室を埋めるか」がスタート地点です。「いかに早く・良質な入居者を見つけるか」がポイント。条件設定を誤ると、空室期間が長くなって収益に直結します。
【業務内容】
・募集広告の作成や掲載
・賃料設定(周辺相場や需要をもとに)
・入居希望者の審査(支払い能力や人柄など)
・契約書の作成や締結手続き
・入居前の清掃、修繕、設備点検
入居中
入居後の管理では、「入居者が安心して長く住める状態を保つこと」が目的です。トラブルを未然に防ぎつつ、安定的な家賃収入を確保するフェーズのため、「入居者満足」と「収益維持」の両立を目指します。
【業務内容】
・家賃の集金
・入金確認
・滞納がある場合の督促対応
・建物や共用部の清掃、点検、修繕手配
・入居者からの問い合わせやクレーム対応
・契約更新の案内と手続き
退去時・退去後
入居者が退去したら終わり、ではなく「次の入居者を迎える準備」が始まります。この切り替えをスムーズに行うほど、空室期間を短縮できます。
【業務内容】
・退去立ち会いと原状回復の確認
・敷金精算の処理
・室内クリーニングや修繕の手配
・新たな募集の準備(写真撮影・広告掲載など)
ただし、これらの業務を「誰がやるのか」は、管理方式によって変わります。次で詳しく説明します。
賃貸管理の方法
賃貸管理とひとことで言っても、その方法は一つではありません。貸主自身で管理を行う「自主管理」から、不動産会社に業務を任せる「管理委託」、さらには家賃保証がついた「サブリース方式」まで、それぞれ特徴があります。
自主管理方式
貸主自身が入居者募集から契約、家賃回収、クレーム対応、修繕手配までをすべて担当するスタイルです。自由度が高いですが、同時に最も負担が大きいことが特徴。
例えば、入居者から「水漏れがある」と深夜に連絡が来たら、貸主自身で業者を探して手配する必要があります。小規模な物件(1〜2室)なら対応できても、部屋数が多いと現実的にはかなり負担が大きいです。
【POINT】
・管理費がかからない(コストは最も低い)
・入居者と直接関係を築ける
・ただし、夜間のトラブル対応や専門知識が必要な場面も多い(管理の負担は最も大きい)
管理委託方式
不動産会社に、賃貸管理の一部または全部を委託するスタイル。多くの貸主が採用していて、賃貸管理の中で最も一般的な方式です。「管理委託料」を支払う代わりに、貸主自身が管理する手間を減らせます。
管理する不動産会社との信頼関係が重要で、対応が悪い会社を選ぶと入居者離れやトラブル増加につながることも。
【POINT】
・空室募集、家賃回収、クレーム対応などを不動産会社が代行
・修繕や契約更新もまとめて任せられる
・委託範囲は契約によって決められるケースもあり
サブリース方式
サブリースとは、不動産会社が貸主(オーナー)から物件を一括で借り上げて、借主(入居者)に再度貸し出す方式です。この場合、入居者と賃貸契約を結ぶのは貸主ではなく不動産会社なので、貸主に代わって入居者対応まで行います。
【POINT】
・契約によっては一定額の家賃(保証賃料)がある(空室時も家賃が支払われる)
・管理業務はすべて会社が行う
・委託費用(管理料)が高め(安定的な収入を得る代わりに、収益性が下がる)
・契約内容の確認は必須(一定期間後に家賃が減額されるケースもある)
賃貸管理を不動産会社に任せるメリット
賃貸物件を所有していても、それを「安定して運用する」には日々の管理業務が欠かせません。
しかし、すべてを自分で対応するのは手間も知識も必要。そのため、多くの貸主が不動産会社に賃貸管理を委託しています。
賃貸管理を不動産会社に任せることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?
管理業務を一括して任せられる
賃貸物件の運用には、入居者募集、契約手続き、家賃の回収、トラブル対応、退去時の原状回復など、幅広い実務が発生します。これらすべてを自分で行うのは、想像以上に大変なもの。特に本業が他にあったり複数物件を所有していたりといった場合は、時間的にも精神的にも負担が大きくなります。
不動産会社に委託すれば、そうした日々の管理をまるごと任せられるのが最大のメリットです。貸主自身は細かな実務から解放され、「確認と判断」に集中できます。結果として、物件運用をより効率的に、安定して続けられるようになります。
入居者や近隣とのトラブル対応を代行してくれる
入居後の生活トラブルは、精神的なストレスがかかる業務の一つです。「隣人がうるさい」「設備が壊れた」「家賃が払えない」といった入居者からの相談や苦情に、直接対応するのは非常に神経を使うもの。
不動産会社に委託していれば、トラブル時にスタッフが対応してくれるため、貸主自身が矢面に立つ必要はありません。特に感情的なクレームや複雑な人間関係のもつれなど、自力では対応が難しいケースも多いため、トラブルの一次対応を任せられる安心感は大きなメリットです。
入居率の向上と収益の安定につながる
空室期間が長引くと、物件からの収益はゼロになります。その点、不動産会社は入居者募集に関するノウハウやネットワークを持っており、適切な賃料設定・効果的な広告掲載・内見対応を通じて、早期の入居につなげます。
また、契約更新のタイミングでの家賃見直しや、退去時の原状回復の手配、軽微な修繕の提案など「収益を維持・向上させるための仕組み」を持っているのも強みです。
結果的に、空室リスクを抑えながら、長期的な収益安定が見込めるようになります。
賃貸管理を不動産会社に任せる際のポイント
賃貸管理を不動産会社に任せる場合、チェックしておきたいポイントを説明します。
入居者募集に強いか
賃貸経営において、不動産会社が持つ「空室を埋める力」は非常に重要なポイントです。なぜなら、どんなに清掃が行き届き、対応が丁寧であっても肝心の入居者がいなければ家賃収入は1円も入ってこないため。
「良い不動産会社」は、単に待っているだけではありません。近隣の競合(ライバル)物件の家賃相場や設備状況を徹底的に調査し、「なぜこの部屋が埋まらないのか」を分析します。そして、「家賃をあと3,000円下げましょう」「この間取りなら、初期費用(敷金・礼金)を下げた方が響きます」といった空室を埋めるための具体的な改善提案を積極的に行ってくれます。この提案力こそが、物件の収益を上げる源泉となるのです。
管理業務の「質」と「透明性」
日々の地道な管理業務の質は、物件の資産価値そのものに影響を与えます。エントランスやゴミ置き場が常に汚れている物件と、週に何度も清掃が入りキレイに保たれている物件とでは、内見に来た入居希望者が受ける印象は全く異なります。管理の質が低い物件は「住みたい」と思われず、結果として家賃を下げざるを得なくなり、資産価値の低下につながります。
また、それらの業務がしっかり行われているかを貸主が把握できる「透明性(報告体制)」も同様に重要です。毎月送られてくるレポートに「管理料」としか書かれていない会社より、「今月は〇号室の騒音クレームに対応しました」「共用灯の交換を行いました」といった具体的な活動報告をくれる会社の方がより信頼できるでしょう。
手数料と業務内容の「バランス」
管理手数料は当然安い方が嬉しいですが、「安さ」だけで選ぶのは危険です。管理委託料は、不動産会社が提供するサービスへの対価です。相場(目安として家賃収入の5%)より極端に安い手数料には、何か理由があると考えて損はありません。
例えば、手数料が安い分、清掃が月1回しか含まれていなかったり、クレーム対応が別料金だったりするなど、肝心な業務が契約に含まれていない場合もあります。
手数料の安さという「入口」だけでなく、契約書を精査し、「どこまでの業務が含まれているのか」「追加費用が発生するのはどんな時か」を明確にし、その業務内容に見合った「適正な価格」であるかを見極めることが重要です。
不動産の賃貸管理ならMyアセットにお任せください
Myアセットでは、賃貸経営をトータルでサポートするプロパティマネジメントサービスを提供しています。
50年を超える不動産管理のノウハウをもとに、入居者対応から建物保守、空室対策、修繕計画や法定点検までをワンストップで対応。賃貸物件の状況や収支は毎月レポートでご報告いたします。
単なる管理にとどまらない、資産価値を守り育てる賃貸運用ならMyアセットにお任せください。
まとめ
賃貸管理とは、単に「部屋を貸す」だけでなく、資産価値を守り、安定した収益を生み出すための仕組みです。
入居者募集から契約、家賃管理、建物のメンテナンス、退去後の対応まで、それぞれが物件の収益と信頼性につながっています。
・賃貸管理は、入居前・入居中・退去後でやることが異なる
・自主管理・管理委託・サブリースなど、管理方法によって負担とコストが変わる
・不動産会社に委託すれば、手間を減らしながら入居率や収益を安定させやすい
・「入居者募集の強さ」「管理の質」「報告の透明性」「手数料のバランス」が、良い不動産会社を選ぶポイント
賃貸経営を長く安定させたいなら、まずは信頼できる不動産会社を見つけましょう。Myアセットでは不動産の賃貸管理をワンストップで対応しております。ぜひご相談ください。

