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不動産投資物件の内覧で見るべき設備や周辺環境は?

2022年08月15日

不動産投資物件の内覧を行う際には、物件の設備や物件周り、周辺環境など、必ずチェックしておきたい大事な項目があります。ここでは、各項目をチェックする際に押さえておきたいポイントをご紹介しています。

外観(壁のヒビ、修繕状況、ゴミなど)

不動産投資物件を内覧する際、最初にチェックしておきたい部分が外観です。入居者側の立場としては、入居契約を検討する際に「きれいな建物かどうか」は、とても大事な要素となります。
外観をチェックする際には、まず全体的な清潔感やデザインなどの第一印象を確認します。入居者のターゲット層を想定し、好まれるデザインかどうかをイメージしてみましょう。

第一印象に大きな問題がなければ、次に、壁のヒビや塗装の剥がれなどをチェックします。もし、ヒビや塗装の剥がれが放置されており、修繕されている様子がなければ、物件購入後に修繕が始まって思わぬ出費が生じる恐れがあるので注意が必要です。たとえ外壁に問題がなかったとしても、今後の物件の修繕計画は確認しておくようにしましょう。

外観のチェックとあわせて、その足で物件のゴミ捨て場も確認してみることをおすすめします。各マンションにはゴミ捨てのルールがありますが、ルールが守られていない場合には、入居者全体のモラルが疑われるからです。また、管理人がマンションの管理に熱心ではないことも推察できるため、不動産投資物件としては魅力が下がります。

設備(エレベーター、廊下、窓など)

物件にエレベーターが設置されている場合には、必ずご自身がエレベーターに乗り、その状態を確認してみるようにしましょう。
運転中に激しく揺れるものや、スピードが遅いもの、または3名程度で窮屈になるような狭いものなどは、入居を検討する方に悪い印象を残してしまうため、あまり好ましくありません。

あわせて、エントランスや廊下を始めとした様々な共用スペースもチェックしてみましょう。エントランスがオートロック式か自由に出入りできるタイプか、共用スペースの随所に防犯カメラが設置されているか、きちんと廊下が清掃されているか、廊下の天井にある照明が切れていないか、窓にヒビや著しい汚れがないか、共用部分の樹木や花壇がきちんと手入れされているか等々、入居を検討する方の視点に立って確認してみることが大切です。

水回り(風呂の規格など)

物件の内部では、特に水回りを入念にチェックします。水漏れがないか、水圧に問題はないかなど、物件の中にある全ての水道を実際に稼働させて確認してみましょう。また、キッチンだけではなく、洗面所や浴室、トイレなどの状態や規格も同様です。

一般に、水回りの修繕は他の箇所の修繕よりも高額になる傾向があります。物件を購入後、当面の間は水回りの修繕が必要ないかどうかを注意深くチェックしておくことをおすすめします。

近隣の施設や騒音

外観や内部だけではなく、物件の近隣にある施設や騒音状態なども確認しておきましょう。
地域にもよりますが、徒歩圏内に駅があることは、入居者募集の際に有利なポイントとなります。また、購入を予定している物件がファミリータイプならば、近隣に幼稚園や保育園、公園、児童館、小児科、歯科、図書館などがあれば理想です。歩道が広いかどうか、近くに交番があるかどうかもポイントになるでしょう。

ただし、幼稚園や保育園、児童館などについては、お子様のいない世帯(一人暮らしも含む)にとっては、必ずしもプラスとはなりません。むしろマイナスに感じる方もいらっしゃるので、ターゲットとする入居者層に合わせ臨機応変に検討してみることが大切です。また、寺社仏閣、教会などの宗教施設が近隣にある物件も、一部の方からは敬遠されることがあります。

入居者が快適に暮らしていくためには、周辺の騒音状況も大事なポイントです。近くに幹線道路があり、昼夜を問わず大型トラックなどが走行している場合には、マンションが防音仕様となっているかどうかを確認してみてください。
日を改めて、夜に物件周辺に来てみることも忘れないようにしましょう。昼と夜との顔が異なる地域もあるので、ご自身の目で確認することをおすすめします。

元所有者の売却理由

元所有者(現住人)から、売却理由をヒアリングすることも大切です。大半のケースでは、「遠方に引っ越すことが決まったから」「子供が生まれて部屋が手狭になったから」「年を取ったので資産整理をするため」などの、ごく一般的な理由で売却を決断しています。

ただし中には、「住人トラブルが絶えないから」「夜になると周辺がうるさくなるから」「近くで怖い事件が発生したから」など、不動産経営のリスクを感じさせる理由で売却に至ったというケースも、少ないながらあります。
元所有者がどこまで正直に売却理由を話してくれるかは分かりませんが、あらゆる角度から質問するなどして、本当の売却理由を推察してみましょう。

今回のまとめ

不動産投資物件の内覧でチェックすべきポイントをご紹介しました。大きく分けると、外観、設備、水回り、近隣施設、騒音、売却理由の6点が、内覧の際には大事なチェックポイントとなります。
他にもチェックしておきたい部分はたくさんあるので、時間に余裕のある方は、これら6点を更に掘り下げてみたり、他のチェックポイントも検討してみたり、内覧に向けた準備をしっかりと行いましょう。

Myアセットでは、不動産投資物件をお求めの方に向け、内覧を含めた様々なサポートをしています。不動産投資のプロがチームを組み、お客様のニーズに合った高パフォーマンスの物件をご紹介いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。